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胸に聞
「胸に聞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
胸に聞の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「山吹」より 著者:泉鏡花
度などが汐時じゃ。……養生と言って実家へ帰したら。」姑たちが話すのを、ふいに痛い
胸に聞いたのです。 画家 それは薄情だ。 夫人 薄情ぐらいで済むものですか。――....
「白蛇の死」より 著者:海野十三
を差し附けて……」 「親分、それじゃ姐御を殺したなあ、あっしだと言うのか!」 「
胸に聞いたら判ることだ」 「何んだと!」 さっと茶呑み茶碗が飛んで壁に砕けた。....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
勝だけれども、書付が出たから私の方が負に成ったのですが、何方が悪いかとくと貴方の
胸に聞いて御覧遊ばせ、私は御当家様の家来でございます、無闇に斬っては済みますまい....
「もの思う葦」より 著者:太宰治
した作品があったならば、さいわいこれに過ぎたるはないのである。おのおの、よくその
胸に聞きたまえ。 おや? あなたは、あなたの創作集よりも、書簡集のほうを気にし....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
くんなされ。おじさん、お前こそ、お前こそ怪しい」 「怪しいとは、何が怪しい」 「
胸に聞いてごろうじろ、お前は、お前はとうからこの川杉家を覘《ねら》っていた」 「....
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
いると、波止場に船が着いたのか、汽笛の音がしている。波止場の雑音が、フッと悲しく
胸に聞えた。「因の島行きが出やんすで……」歪《ゆが》んだ梯子段を上って客引が知ら....
「放浪記(初出)」より 著者:林芙美子
場に船が着いたのか、ヴォ! ヴォ! 汽笛の音、人の辷り降りの雑音が、フッと悲しく
胸に聞えた。 「因の島行きが出やんすで……。」ガクガクの梯子段を上って、客引きが....
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
たいと……何だ、唐突千万な。何だと云ッて絶交しようと云うんだ」 「その理由は君の
胸に聞て貰おう」 「可笑しく云うな、我輩少しも絶交しられる覚えは無い」 「フン覚....