胸の炎[語句情報] » 胸の炎

「胸の炎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

胸の炎の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
斜陽」より 著者:太宰治
て下さい。 もう一度お逢いして、その時、いやならハッキリ言って下さい。私のこの胸の炎は、あなたが点火したのですから、あなたが消して行って下さい。私ひとりの力で....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
この眼が承知しない。 こう思うと、三つの眼が、ハジけるほどに冴《さ》え返って、胸の炎が、むらむらと燃え返って来たようです。 といって、主膳には主膳だけの自重....
竹本綾之助」より 著者:長谷川時雨
抑圧してきた時代である。その人情の極致と破綻《はたん》と、抑《おさ》えつけられた胸の炎と、機微な、人間の道の錯誤を語りだしたのが義太夫節《ぎだゆうぶし》で、義太....