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胸腹
「胸腹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
胸腹の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
そうした不可解な心理を包んだ黒怪人物……若林博士は、かくして間もなく、少女の
胸腹部を、咽頭の処まで縫合せ終りますと、最後に一際鋭い小型のメスを取上げて、四一....
「贋物」より 著者:葛西善蔵
が、いずれは同じく自分に反ってくる絶望苛責の笞であった。そして疲れはてては咽喉や
胸腹に刃物を当てる発作的な恐怖に戦きながら、夜明けごろから気色の悪い次ぎの睡りに....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
のヤソ像を仰臥せしめ、参詣のものをして代わり代わりひざまずき進みて、その像の手足
胸腹を口吻せしむ。 ヤソ昇天の日、これをイースターという。この日はヤソ教国の大....
「せいばい」より 著者:服部之総
ところがあってそれにもとどりを繩で結びつけ、着衣の袖を断ち切って両手に巻きつけ、
胸腹にも着物のはしばしを集めて三カ所に繩でくくって
胸腹をあけておく。上の横木には....