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「能登半島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

能登半島の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
佐渡」より 著者:太宰治
それでは方角があべこべだ。朝鮮。まさか、とあわてて打ち消した。滅茶滅茶になった。能登半島。それかも知れぬと思った時に、背後の船室は、ざわめきはじめた。 「さあ、....
空襲警報」より 著者:海野十三
待ち下さい。……ああ、お待たせいたしました。東部防衛司令部発表第一号。ただいま、能登半島より、大井川に至る線より東の地域は、警戒警報が発令されました。直ちに警戒....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
の次お目にかかる折はきっと、お送りした方の白いの着ていらっしゃるでしょう。あれは能登半島の方で織る上布です。ああいう織物も来年はなくなります。 きのう長い時間....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
「お前の悪口を云ってるんじゃないよ。塀のハリガミにそう書いてあるとさ」 一助は能登半島の奥で生れた。江戸時代には能登相撲という言葉があって、能登の国には大男が....
取舵」より 著者:泉鏡花
らざるかと、いと凄じき気色なりき。 元来|伏木直江津間の航路の三分の一は、遙に能登半島の庇護によりて、辛くも内海を形成れども、泊以東は全く洋々たる外海にて、快....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ってロビンソン・クルーソーの行動を起すもののようである。 この日本海の漂流児は能登半島から福井方面へ南下するのもあるが、富山方面へ南下して佐渡と新潟間より北上....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
チャとかは多分|啼声に基いたあだ名の如きものであろう。次にはこの県の氷見郡から、能登半島にかけてポットスズメという小児語がある。自分の推測では、これは同じような....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
家では急いでそれに間に合わせようとするのである。関東の一端から東北一帯、越後から能登半島にかけて、中部地方では岐阜県の大部分など、遠く離れては九州の外側にある村....
母の手毬歌」より 著者:柳田国男
来がすでに不明になって、信州ではコビレ・オコビレ、富山県ではコブレまたはコバレ、能登半島ではコベリといっている者もある。全国を見わたすと、大体は午後の休みに食べ....