脂粉の気[語句情報] » 脂粉の気

「脂粉の気〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

脂粉の気の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
余興」より 著者:森鴎外
町の師匠の所へ友達が清元の稽古に往くのを憤慨している若い衆もある。それ等の人々は脂粉の気が立ち籠めている桟敷の間にはさまって、秋水の出演を待つのだそうである。そ....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
って来ました。今三分一ほどよみかけた。風変りで文句などを飾って居ない所と真面目で脂粉の気がない所が気に入りました。何やら蚊やら以上。 四月一日金 ....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
。ぼくら旅情をいだく客は、心をすまして傾聴したものだが、無尽会社社長のHさんは「脂粉の気があって、いけません」という。正論たることは疑いない。「ほんとに、あの山....