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脇士
「脇士〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
脇士の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
ざやかに挿して供えてあった。仏前の名香には支那の百歩香がたかれてある。阿弥陀仏と
脇士の菩薩が皆|白檀で精巧な彫り物に現わされておいでになった。閼伽の具はことに小....
「山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
が出来る。但中尊の相好は、金戒光明寺のよりも、粗朴であり、而も線の柔軟はあるが、
脇士・梵天・帝釈・四天王等の配置が浄土|曼陀羅風といえば謂えるが、後代風の感じを....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
も多大の精進を積まれ一丈六尺の釈迦牟尼仏の坐像、八尺の文殊、普賢の坐像、それから
脇士の阿難迦葉の八尺の立像をも彫まれました。なお、禅師についての話は他日別にすることと致します。....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
ございます、と奏上した。そこで釈迦像にきまった。本朝小仏師三十人が助手になった。
脇士も彼によって造られた。皇后は彼の製作場へ行かれたこともある。文答師が見ると、....
「法然行伝」より 著者:中里介山
かん》藤原宗貞という者がその妻の惟宗の子女と共に一寺を建立し、阿弥陀を本尊にし、
脇士《きょうじ》には観音と地蔵とを安置し、事の序《ついで》をもって法然に供養を頼....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
存在であるというのです。 仏像には大概、両脇に菩薩の像が附いております。これを
脇士と言います。
脇士に対して中央にある仏像は本尊です。 釈迦如来を本尊とする仏....