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脇構え
「脇構え〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
脇構えの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
り右の肩を袈裟掛けに軽く。そうして置いてグルリと廻り、 「小野派一刀流五点の序、
脇構えより敵の肩先ケサに払って妙剣と申す!」 ちゃあん人間が説明する。もうこれ....
「生死卍巴」より 著者:国枝史郎
う。 身を翻えすと飛びしさって、そこにあった老木の杉の幹を楯に、引き抜いた刀を
脇構えに構え、しばらく様子をうかがった。 と云っても相手を見ることは出来ない。....
「弓道中祖伝」より 著者:国枝史郎
は?」と正次は驚きながら訊ねた。訊ねながらも油断無く、弦に矢筈をパッチリと嵌め、
脇構えに徐に弦を引いた。 「この家の主人にござります。……」 「では先刻の……今....
「血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
! おお何んという構えだ!) 頼母は、怯えた心でこう思った。(あれが反対なら、
脇構えなのだが) そう、刀を自分の右脇に取り、切っ先を背後にし、斜め下にし、刀....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
したのが第一の太刀で、二の太刀で肩を袈裟に切った。
「参りましてござります」
「
脇構えより奔出して、太刀を払って肩を切る! これがすなわち当流での『妖剣』。さあ....