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脈がない
「脈がない〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
脈がないの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「窮死」より 著者:国木田独歩
へ小さくなってしまった。まもなく近所の医者が来る事は来た。診察の型だけして「もう
脈がない。」と言ったきり、そこそこに行ってしまった。 「弁公しっかりしな、おれが....
「鱗粉」より 著者:蘭郁二郎
に、もうあたりの学生が、 『どうかしたんですか――』 と寄って来た。 『あっ、
脈がない、死んでる――』 手を握った一人の学生が、頓狂な声を上げた。 『えッ』....
「夜の道づれ」より 著者:三好十郎
ありますか? 御橋 ないね。禪もチットやるにはやつたけど、こつちがダメで、まるで
脈がない。ヘタをすると野狐になる。よしちやつた。それに、俺には、つまらないんだ、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
支持者があることを強く信じていたからであるらしい。事実、尊氏の幕僚中にもそんな気
脈がないといえず、機会さえあればいつどんな逆変を現すかも知れないので、尊氏はそれ....