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脚本
「脚本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
脚本の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「Mensura Zoili」より 著者:芥川竜之介
に腰をかけて St. John Ervine の The Critics と云う
脚本を読みながら、昼寝をしていたのである。船だと思ったのは、大方《おおかた》椅子....
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
えられている。福地源一郎君が不忍《しのばず》の池のほとりに別荘を建てて日蓮上人の
脚本を書いている。それを他から見るとたいそう風流に見える。また日本人が文学者とい....
「耽溺」より 著者:岩野泡鳴
で、またその住持の紹介を得て、素人の家に置いてもらうことになった。少し込み入った
脚本を書きたいので、やかましい宿屋などを避けたのである。隣りが料理屋で芸者も一人....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
君(小学校同級生)、吉岡専造君。 一月四日 ◯初仕事に懸る。大日本画劇の紙芝居
脚本『蚤の探偵』十二景。 ◯朝、湯殿で洗面のとき咳をして腰の筋をちがえ痛くてやり....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
、見る人に作者の秘密を打ち明かす事が重要であると定めた。弟子たちの中には幾人も、
脚本をさし出して彼の称賛を得ようとした者があったが、その中で彼がおもしろいと思っ....
「獏鸚」より 著者:海野十三
ィルムは、あとで給仕が持って来たのであった。監督はそれでいいとして、尚も旅行中の
脚本係長に相談するつもりで、その儘別にしてあったところ、今朝気がついて見ると、あ....
「人造人間事件」より 著者:海野十三
ない。 帆村はジェスチュア交りで、一語一句をハッキリ読みあげていった。彼は昔、
脚本朗読会に加わっていたことがあったとかで、なかなかうまいものだった。 一座は....
「棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
。そのわけは、杜先生こそ、理学部出とはいうものの、学生時代には校内の演劇研究会や
脚本朗読会のメムバーとして活躍した人であったから、その素人ばなれのした実力がもの....
「花束の虫」より 著者:大阪圭吉
う少し伺えないでしょうか?」 「申上げます。――三人の内一人は瑪瑙座の総務部長で
脚本家の上杉逸二さんですが、この方は確か三日前東京からおいでになり、今日迄ずっと....
「私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
我々は谷中真島町の下宿に移つて別々の部屋におさまつた。 この時分から伊藤は映画
脚本の試作を始め、できあがるとまず私たちに読んで聞かせ、それから小山内先生に見て....
「雑文的雑文」より 著者:伊丹万作
むつたら気の毒ながら、もはや脈はないものと相場が決まつている。 次に純粋の映画
脚本作家の不遇による、オリジナル・ストーリーの欠乏ということも一応問題にしなけれ....
「新しき世界の為めの新しき芸術」より 著者:大杉栄
士閥の批評家は屡々云う。民衆は自分の階級よりも上の階級のものを主人公とした小説や
脚本でなければ喜ばない。富裕な社会の描写は民衆をして自分自身の貧困の倦厭を忘れさ....
「小坂部伝説」より 著者:岡本綺堂
る。しかし、ともかくも小坂部というものを一部の纏まった狂言に作ってあるのは、この
脚本のほかには無いらしい。これは安永八年三月、大坂の角の芝居に書きおろされたもの....
「山吹」より 著者:泉鏡花
、箪笥も大抵|空なんです。――…………………それで主人は、詩をつくり、歌を読み、
脚本などを書いて投書をするのが仕事です。 画家 それは弱りましたな。けれど、末の....
「明治の文学の開拓者」より 著者:内田魯庵
宰相で、黙阿弥劇が憲法となってる大専制国であった。この間に立って論難批評したり新
脚本を書いたりするはルーテルが法王の御教書を焼くと同一の勇気を要する。『桐一葉』....