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脚韻
「脚韻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
脚韻の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ゼーロン」より 著者:牧野信一
がら古い自作の「新キャンタベリイ」と題する Ballad《うまおいうた》 を、六
脚韻を踏んだアイオン調で朗吟しはじめたが一向|利目《ききめ》がなかった。 「五月....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
の正解するところの韻文とは、一定の規則正しき拍節をもち、一定の法則されたる押韻や
脚韻を蹈み、対比によってシラブルや語数を整えているところの、特殊な定形律の文章を....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
徳にせよ、すてきな勇侠《ゆうきょう》にせよ卑猥《ひわい》な下劣にせよ、調子のよい
脚韻と響きのよい言葉とで飾られる時には、彼らはどんな物でも丸飲みにした。あらゆる....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
ます。 結局、翻訳として、どうしてもままにならぬのは、ロスタン好みの警抜斬新な
脚韻のふみ方だと思いますが、これに代る面白味として、翻訳者は、巧みに、近代感覚の....
「翻訳のむずかしさ」より 著者:神西清
い裏切りの罪を犯すことになる。なぜなら原句は trad を頭韻とし、tore を
脚韻とする大そう粋《いき》な駄じゃれだからである。まあ一種の語呂合せみたいなもの....