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脛に疵持つ
「脛に疵持つ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
脛に疵持つの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
生懸命にいそいでゆくと、うしろで犬の吠える声がきこえる。人の跫音もきこえました。
脛に疵持つふたりは若や追手かと胸を冷したが、なにぶんにも月が明るいので何うするこ....
「探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
、まだほかにもなにか後ろ暗いことのあるのを、警察でも薄々さとっているらしいので、
脛に疵持つかれは、こういう問題について警察へ顔を出すことを恐れている。その結果、....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
ない、寧そ打明けて蟠龍軒と云おうか、いや/\桜の馬場でお町の親父庄左衞門を殺し、
脛に疵持つ此の身、迂濶なことは云えぬわい、他人の空似ということはあるが、真実庄左....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
た。 この時、村の方から松明の火が近いて、大勢の人声や跫音が乱れて聞えたので、
脛に疵持つ彼は狼狽えて逃げた。而も人里の方へ逃げるのは危険だと悟ったので、彼は案....