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脛骨
「脛骨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
脛骨の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「モルグ街の殺人事件」より 著者:佐々木直次郎
そろしく切りさいなまれていた。右の脚と腕との骨はどれも多少とも砕かれていた。左の
脛骨《けいこつ》と左側の全|肋骨《ろっこつ》はひどく折れていた。全身がおそろしく....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
至りては、真にお臍で茶を沸かす底の法螺談《ほらばなし》で、『淵穎集』に西域で羊の
脛骨を土に種《う》えると雷鳴に驚いて羊子が骨中より出るところを、馬を走らせ驚かせ....
「大脳手術」より 著者:海野十三
常に立派だ。四十三|糎という長い脛は比較的めずらしい方に属するばかりか、あなたの
脛骨と腓骨の形が非常に美しい。
脛骨の正面なんか純正双曲線をなしている”とね。そし....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
れもはいったことのない彼の室には、翼のついた砂時計が備えられ、十字に組み合わした
脛骨《けいこつ》や死人の頭蓋骨《ずがいこつ》などが飾られていて、いかにも隠者の窖....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
太陽が西に傾いたころ、メーヌ大通りのまばらな行ききの者は、頭蓋骨《ずがいこつ》や
脛骨《けいこつ》や涙などの描いてある古風な棺車の通行に対して、みな帽子をぬいだ。....
「火葬と大蔵」より 著者:喜田貞吉
れた図を見ると、石室の一端に近く二個の頭蓋骨と下齶骨とを正しく並べ、他方に大髄骨
脛骨等|数多の遺骨を、薪を積みたる如く一所に並べて置いた有様が見える。副葬品とし....