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脱籍
「脱籍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
脱籍の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
にいろいろな話がある。阿島の旗本の家来で国事に心を寄せ、王室の衰えを慨くあまりに
脱籍して浪人となり、元治年代の長州志士らと共に京坂の間を活動した人がある。たまた....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
っていた。約めて言えば、弘前を去る成善には母を質とするに似た恨があった。 藩が
脱籍者の輩出せんことを恐るるに至ったのは、二、三の忌むべき実例があったからである....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
(本誌二巻五号)において簡単に観察しておいたが如く、彼らが国司の収斂誅求を避けて
脱籍した、仮托の沙門(同号一〇頁以下)に起因することのすこぶる多かったのはもちろ....