脱船[語句情報] »
脱船
「脱船〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
脱船の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「火薬船」より 著者:海野十三
ずぐずしているんだ。はやく、その麻紐を、手元へ引ぱれ」 そうだ、麻紐の一端が、
脱船水夫の竹見の片手を、しっかりと捉えているのだ。竹見はこの船に居残るという。し....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
調したかったまでのことで、私なんか、これくらいなら「馬耳塞でいぎりすの石炭船から
脱船」しなけりゃ宜かったと思ったほどだ。が、今になってそんなことを言ったってはじ....
「怪奇人造島」より 著者:寺島柾史
覚えた。 「ひどいことをするなア。こんな船に、一刻も乗ってられやしない。途中で、
脱船しなくちゃ……」 「そうだよ。僕は、毎日そのことを考えているのさ」 「だって....