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脳梅毒
「脳梅毒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
脳梅毒の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人間腸詰」より 著者:夢野久作
…てな毒の名前だったと思いますがね。ヘエ。そのゴノゴッケンの陽性なんで、テッキリ
脳梅毒……何をするかわからねえということになって閉め込みを喰ったもんです。その又....
「花のたより」より 著者:宮本百合子
企のもとにつくられたと思われるのである。 ごく最近、私の一人の従弟は、遺伝性の
脳梅毒で発狂したピアニストの卵に危く殺されかかった実例がある。私の五つで死んだ妹....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
なイデオロギー――文化形態としての――の体系を真理として打ち建てる、それは丁度、
脳梅毒の強迫症の患者が、自分の恐怖の原因を梅毒に帰する代りに、恐怖の対象物に帰す....
「精神病覚え書」より 著者:坂口安吾
兇暴であると判断せられたものは、松沢へ送られる習慣であり、従って、僕の病棟では、
脳梅毒患者をのぞいて、ひどい患者はいなかった。 分裂病は二十歳前後に発病し、周....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
間の姿で新しい共産国家を造ったところで、それは少しも幸福ではありますまい。酒乱と
脳梅毒と、殺人狂の人々の作ってくれる無産者専制というようなものは結局は地獄の隣に....