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腕が上がる
「腕が上がる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
腕が上がるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文芸委員は何をするか」より 著者:夏目漱石
本の画家があの位の刺激に挑撥されて人工的に向上したとすれば、彼らは文部省の御蔭で
腕が上がると同時に、同じく文部省の御蔭で頭が下がったので、一方からいうと気の毒な....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
敵な楽しみだとも云える。巡り合ってただ一討ち、どうがな斬って捨てたいものだ。さぞ
腕が上がるだろう。さぞ度胸が坐るだろう」 彼はガタガタ顫え出した。血を予想した....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
うのとはこうしたお客の前で、ひと月ふた月勉強させてもらえたならば、どんなに自分の
腕が上がるだろうとしみじみ考えさせられたことだった。なにしろ伴奏が本格で、お客が....
「増長天王」より 著者:吉川英治
巧く久米一の気に入って、絵描座の細工人に成り澄ましたが、根からの巡礼で、ああ俄に
腕が上がる筈はねえ、きっと金沢の九谷かどこかの廻し者で、色鍋島の錦付や釉薬の秘法....