腕を磨く[語句情報] » 腕を磨く

「腕を磨く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

腕を磨くの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
名人長二」より 著者:三遊亭円朝
、酒は嫌いで、他の職人達が婦人の談でもいたしますと怒るという程の真面目な男で、只腕を磨く一方にのみ身を入れて居りますから、外見も飾りもございません。今日坂倉屋へ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
つになる」 「ことし十七でございます」 「勝負はいつでも辞退はせぬ故、まず当分は腕を磨くがよかろうとそう申してくれ」 十七の小腕《こうで》を以て、我に尋常の勝....
鵞鳥」より 著者:幸田露伴
で無くって何で芸術が出来る。まして君なぞ既にいい腕になっているのだもの、いよいよ腕を磨くべしだネ。」 戦闘が開始されたようなものだ。 「イヤ腕を磨くべきはもと....
放生津物語」より 著者:田中貢太郎
った。為作の悴も大工であったが、藩の江戸屋敷の改築のときに江戸へ出た悴は、江戸で腕を磨くことにして、改築が終っても帰らずにそのままずっと江戸にいるうちに、吉原で....
食道楽」より 著者:村井弦斎
としてその二円を悉《ことごと》く御馳走の原料と炭代に仕向ける。料理人の方はこれも腕を磨くために自ら奮って当日の料理方を無報酬で引受けようという者もあるし、会場そ....
日本料理の要点」より 著者:北大路魯山人
のである。 諸君は、まずここに深く留意して進まなければ、いかに百年よくこの道に腕を磨くことがあっても、終にその名手たるの栄光を勝ち得ることはできないだろう。や....