腕試し[語句情報] » 腕試し

「腕試し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

腕試しの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
抜けでも出来る芸当だ。本邦にはあいにく虎がないから外国に渡った勇士でなければ虎で腕試しした者がない。膳臣巴提便《かしわでのおみはすひ》(『日本紀』)、壱岐守宗于....
日は輝けり」より 著者:宮本百合子
埋まったような毎日を送りながら、浩はフト思いついて、万朝に短篇の小説を投書した。腕試しということもあるが、賞金を一層彼は望んでいたのである。けれども、結果は反対....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
すような訳で……」 「アハハハハハ痛快痛快……。そう来なくっちゃ面白くない。君の腕試しには持って来いの事件らしいね」 「イヤどうも……腕試しどころでは御座いませ....
怪異暗闇祭」より 著者:江見水蔭
次で、遊び半分、まあ毎年来て居ります。私ばかりじゃぁございません。仲間の者がみな腕試しやら眼試しのために」 「腕試しというのはあるが、眼試しとはなんだ」 「この....
早耳三次捕物聞書」より 著者:林不忘
寒々しい府内の人心を盛んに脅かしていた。当時のことだから新刀試《あらものだめ》し腕試し、辻斬は珍しくなかったが、そのなかに一つ、右肩から左乳下へかけての袈裟がけ....