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腰兵糧
「腰兵糧〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
腰兵糧の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「註文帳」より 著者:泉鏡花
ねかえしたが、言種が気に入ったい、総勢二十一人というのが昨日のこッた、竹の皮包の
腰兵糧でもって巣鴨の養育院というのに出かけて、施のちょきちょきを遣ってさ、総がか....
「三国志」より 著者:吉川英治
て、北夷陵をさして逃げくるであろう。明日、雨晴れて後、曹操の敗軍、この辺りにて、
腰兵糧を炊ぎ用いん。その炊煙をのぞんで一度に喚きかかり給え」と、つぶさに教えた。....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
と、これは物見隊へだけでなく、全軍の将士へも同様な令でつたえられた。 けれど
腰兵糧は氷を噛むようなものだし、火の気はもちろんゆるされず、その寒烈は骨を刺す。....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
うしてはおられぬ身、しばし御門前を床几の場に借用したい。そして馬に水飼い、兵にも
腰兵糧の用意をさせなどしたら、すぐにもここは立ち申す」 と、門前に床几をおかせ....