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腰斬
「腰斬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
腰斬の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
たり。 おりから従卒のうずたかく盛れる菓子皿持ち来たりて、士官次室の話はしばし
腰斬となりぬ。 夜十時点検終わり、差し当たる職務なきは臥し、余はそれぞれ方面の....
「李陵」より 著者:中島敦
いはずだ。なるほどそれは一応そうに違いない。だから自分も肢解《しかい》されようと
腰斬《ようざん》にあおうと、そういうものなら甘んじて受けるつもりなのだ。しかし、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
|截《ぎ》りした図を出し、確か指を切って血止まらざるを止めんとならば、活きた雀を
腰斬りしてその切り口へ傷処をさし込むべしとあったと記憶するが、これらいずれも応急....
「知識と政治との遊離」より 著者:中井正一
を賭け、冠を白階に置いて言うことだけは言って、承知の上で煮られ、炙かれ、裂かれ、
腰斬された知識人達は、何と孤独で戦わねばならなかった事だろう。それよりほかすべが....