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腰湯
「腰湯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
腰湯の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
しては、固形物の流れるような穴はない。また立派な西洋風呂のあるのに、こんなもので
腰湯を使うのも少しおかしいと思った。試みに栓をねじると、恐ろしい勢いで、水か湯か....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ました。きょうはそっちもいそがしい由。 一昨日は今度病気をなすってからはじめて
腰湯をつかわせ申しました。丁度二人が午後あいたので、家じゅう総がかりですっかり洗....
「新女大学」より 著者:福沢諭吉
ど薬剤学上に訳けの分らぬものを服用せしむ可らず、事《こと》急なれば医者の来るまで
腰湯パップ又は久しく通じなしと言えば灌腸を試むる等、外用の手当は恐る/\用心して....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
泣いた。何のためか母にも、乳母やにも解らない。村の医者が来た。この医者は十八番の
腰湯をさせた。すると、げえっと指環を戻して吐き出した。乳母やのを呑み込んでいたの....