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腹が空く
「腹が空く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
腹が空くの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「時間」より 著者:横光利一
いのだ。だが、そうかといってそのままぐずぐずしていては御飯が食べられないのだから
腹が空くばかりだし、これはもう無茶でも次の駅まで闇にまぎれて逃げていく一手よりな....
「二、三羽――十二、三羽」より 著者:泉鏡花
、謡のままの山雀は、瓢箪を宿とする。こちとらの雀は、棟割長屋で、樋竹の相借家だ。
腹が空くと、電信の針がねに一座ずらりと出て、ぽちぽちぽちと中空高く順に並ぶ。中で....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
。脳髄を持たない下等動物とオンナジ事なんだ。
お尻を抓ねればお尻が痛いのだ。お
腹が空くとお
腹が空くのだ。
頗る簡単明瞭なんだ。
しかしこれだけでは、あんま....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
いで、夏も冬もたった一枚の衣でおっ通したほど、無慾枯淡な生涯を送ったものだった。
腹が空くと、衣の裾をからげて水に入り、海老や、貝といったようなものを採って、うま....
「薬」より 著者:井上紅梅
華大媽はそばへ来てこっそり訊ねた。 「小栓、少しは楽になったかえ。やッぱりお
腹が空くのかえ」 「いい包だ。いい包だ」 と康おじさんは小栓をちらりと見て、皆....