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腹ぺこ
「腹ぺこ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
腹ぺこの前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
可能だ。それにたとえ月世界に行きついたとしても、向うには空気は全然無いぜ、だから
腹ぺこになるよりは、空気に飢えて呼吸《いき》の根が停ってしまうよ。だめだめ、そん....
「一坪館」より 著者:海野十三
いる野原へ行きたいんですが、どこへ行けばいいでしょう」 「ええッ、花だって。この
腹ぺこ時代に、花なんかみても腹のたしになるまいぜ。それとも、主食の代用に花でも食....
「恐竜島」より 著者:海野十三
らん」 「ああ、それはほんのすこしばかりしか手に入らなかった。おお、そうか。君は
腹ぺこなんだね」 「早くいえば、そうです」 「なんだ、えんりょせずに早くいえばい....
「天馬」より 著者:金史良
きながら腰をかがめた。「……実はそのう、田中君を一日中捜し廻ったんですよ。それで
腹ぺこになったもんですから……つい、へ」 「おい、どうしたんだ、お寺には? ぐず....
「時計屋敷の秘密」より 著者:海野十三
人の村人だった。その人たちは、あやうく餓死《がし》の一歩手前で救われたのだった。
腹ぺこのかすれ切った声で、彼らが語ったところによると、七人の村人はこの屋敷の中へ....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
は、衛兵につっかかった。 「そのわけは、お前がいなければわしは、地底戦車の中で、
腹ぺこの揚句、ひぼしになって死んでしまったことだろう。お前のおかげで、こうして、....
「おにおん倶楽部」より 著者:林芙美子
っていた。巖ちゃんはよれよれのきたない五十錢札をポケットへ入れた。 とにかく、
腹ぺこなので、大いそぎで家へ戻った。 おにおん倶樂部の總會の日。 はしゃぎや....
「かき」より 著者:神西清
のまま入院さわぎにでもなったとしたら、きっと病院の先生たちは、ぼくのかけ札に、≪
腹ぺこ≫という病気の名を書き入れたにちがいない。――もっともこれは、お医者さんの....
「えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
が無けりゃ燠をのせてやってもいい. このおばけ,名は「イペカリオヤシ(7)」(
腹ぺこおばけ)という.これも樺太のおばけである. 樺太に,「トイポクンオヤシ(....