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膏雨
「膏雨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「行人」より 著者:夏目漱石
げき》を総身《そうしん》に受ける。僕の心は旱魃《かんばつ》に枯れかかった稲の穂が
膏雨《こうう》を得たように蘇《よみが》える。同時にその顔――何も考えていない、全....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
るなり 帰路、雷雨にあう。久旱のために草枯れ、木葉も枯死せんとするに際し、この
膏雨あり。その喜びはひとり農民のみならんや。 八月二十日(日曜)、晴れ。水谷、....