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「膚合〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

膚合の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦系図」より 著者:泉鏡花
で口を利いて行くようになったんだから、ここがちと言い憎いのだが、今云った、それ、膚合の合わない処だ。 今来た、あの母親も、何のかのって云っているからな、もう彼....
縁結び」より 著者:泉鏡花
だがね。 今でも、その絵が目に着いている。衣服の縞柄も真にしなやかに、よくその膚合に叶ったという工合で。小児の背中に、その膝についた手の仕切がなかったら、膚へ....
沼夫人」より 著者:泉鏡花
よくは心にも留めて聞かなかったが、海鼠のような、またその岩のふやけたような、厭な膚合、ぷつりと切った胞衣のあとの大きな疣に似たのさえ、今見るごとく目に残る、しか....