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膝を屈める
「膝を屈める〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
膝を屈めるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「沼夫人」より 著者:泉鏡花
骨は、沼の縁に柔な泥の中にありましたって、どこも不足しないで、手足も頭も繋って、
膝を屈めるようにしていたんだそうです。」 「妄誕臆説!」 と称えて、肩を一つ団....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
伝えたいという可憐な願いをこめて、彼に対して膝を屈めて礼をした(当時は若い淑女は
膝を屈める礼をしたものである)。彼の方ももう一度彼女にお辞儀をした。 「あたくし....
「三国志」より 著者:吉川英治
と云ったが、ひとり※徳は、弓を離さず、 「降る者は降れ、おれは魏王以外の他人に
膝を屈めることは知らん」 と云って、矢数のある限り、射返し射返し、奮戦していた....