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膝詰談判
「膝詰談判〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
膝詰談判の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鼻」より 著者:ゴーゴリニコライ
汰にして佐官夫人を法廷へ突き出してやろうか、それとも自ら彼女のところへ乗り込んで
膝詰談判をしてやろうかなどととつおいつ頭の中でいろんな計画を立てていた。と、不意....
「浮動する地価」より 著者:黒島伝治
を血ばしらすのは当然だった。 「そんじゃ、こっちも、みんなで、ほかの重役のとこへ
膝詰談判に行こうじゃないか。伊三郎が、そんなことをしくさるんなら、こっちだって、....
「爆弾太平記」より 著者:夢野久作
歯で梳くように一掃してもらう事になった。……というのは吾輩が、司令官の武重中将を
膝詰談判で動かした結果だったがね。 とにかくコンナ調子で、爆弾漁業を本気で掃蕩....
「旅愁」より 著者:横光利一
た。
「このボーイだよ、この男、一昨日マネージャーにここで詰めよってストライキの
膝詰談判をしてたんだが、今日はどっちもけろりとして仲がいいね。習慣というものは、....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
目標を定めて四五年がかりで粛正をはからねばならぬ性質のもので、今日の会見も、何も
膝詰談判して決闘を申込むようなゆとりのないものではない」云々(『東朝』三五年七月....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
負い込んで、割鍋を叩くような大昔を振立て、 「鐚、いたな、今日はひとつ、てめえに
膝詰談判に来たんだが、このお爺《とっ》さんをひとつ、芸娼院の人別に入れてくんな、....
「反抗」より 著者:豊島与志雄
―そんなものをいつも持って歩いてる奴なんだ――それをつきつけて、これに何か書けと
膝詰談判を始めたものだ。無理に返事を引ったくろうって寸法さ。すると、お清の奴、さ....
「生前身後の事」より 著者:中里介山
こにいたのであるが、そこへ山本移山君がやって来て、どうか一つ止めて貰いたいという
膝詰談判だ。 そこで余輩は云った、それは松岡君との約束もあるが、小生はそんな約....
「魔都」より 著者:久生十蘭
ブレミャー礦山産出。安南帝国皇室所蔵)
十五、風前の燈火の事
並に
膝詰談判の事
誰か扉を叩く。この音で夕陽新聞雑報記者古市加十は、今しも帝....
「秋深き」より 著者:織田作之助
ん。言うだけやったら、なんぼ言うたかてあんたは飲みなはれんさかい、こら是が非でも
膝詰談判で飲まさな仕様ない思て、買うて来ましてん。さあ、一息にぱっと飲みなはれ」....