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膨らせる
「膨らせる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
膨らせるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「開運の鼓」より 著者:国枝史郎
いて天日に曝らして乾いたところへ麩の粉を入れて団子に円め、水を含んで喉を通し腹を
膨らせる者もあった。金はあっても売り者がないので、みすみす食物を摂ることが出来ず....
「話の種」より 著者:寺田寅彦
塩気のある土を食う。それからセネガル地方では米に土を交ぜて食うが、これは単に腹を
膨らせるためで味がよいためではないらしい。インドでは饑饉の時灰や土を木の皮に交ぜ....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
ない。幾分《いくぶん》か戻って外へ出るが残りの幾分は中へ侵入して鳥の身体を大きく
膨らせる。その空気が一番多く侵入する所は腋《わき》の下《した》か腰の附け根だから....