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「膳司〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

膳司の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
の被害は最も甚だしかった。元慶元年四月の地震には、京中を垣墻悉く破壊し、宮中の内膳司屋顛倒して、圧死者を出した。陰陽寮で占わすと東西に兵乱の兆があると奏した。天....
にらみ鯛 」より 著者:佐藤垢石
けさせられた。 近侍の公卿はこれを畏みて、御板許に供御を命ずると、その当夜の内膳司は、思いがけなきご用命に接して、何かお肴をも奉らんと厨房を捜したが、何もない....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
うしゃく》食経云、水松状如松而無葉、和名美流」とある。『延喜式《えんぎしき》』内膳司式《ないぜんししき》に「海松二斤四両」とあり、また『万葉集』の歌に「沖辺には....
手長と足長」より 著者:喜田貞吉
も君子は庖厨を遠ざくとあって、料理番はあまり名誉の職ではなかった。我が古代でも内膳司の長官は、安曇・高橋の二氏が任ぜられる例であったが、この二氏ともに手長族に縁....