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膳番
「膳番〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
膳番の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「仇討三態」より 著者:菊池寛
しそうな笑いが、止めどなく唇から洩れた。 「なんでもお前さんは、若い時は大名のお
膳番を勤めたことがあるそうだが、本当かな!」 お庭番の中間が、意識して嘉平次を....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
それから三度の食事は大概時刻も極っているからまず小姓一人が御次ぎ外の遥か隔った御
膳番という役の詰所へ行って、『御手当』という。『畏りました』と御
膳番が答えて、そ....
「べんがら炬燵」より 著者:吉川英治
、一汁一菜か、二菜、それも、ちさ汁、糠味噌漬などの類にて、仰せつけ下さるよう、お
膳番へ、お頼み申しあげまする」 弥兵衛、惣右衛門、十内なども、尾についていった....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
う科を問われ、藤右衛門は免職、与力同心はみな蟄居させられた。 同じ年の二月、御
膳番の天野五郎太夫は、遠島になった。これは本丸の御膳井戸へ猫が落ちて死んだのを問....