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臣事
「臣事〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
臣事の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
に至るまで人々みな仏国の風に倣い、偸安姑息の貴族輩に至りては争いてナポレオン帝に
臣事せんことを望む。欧州の国民的精神はすでに二回の挫折を経たりといえども、いまだ....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
に位すというべきものであった。その証拠には現に彼らの多数は、保元の頃まで藤原氏に
臣事しつつあったのである。平氏が政権を握るに至ったのはこの下級中の上層に在った一....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
うみじめなことだ。ああ至る所、虚栄と卑怯《ひきょう》とのみだ。すべては成功にのみ
臣事している。文法までがそうだ。万人成功を欲す、とホラチウスは言った。だから僕は....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
」 「拙者が勝てば赤尾の林蔵を、関東一の貸元になすべく、高萩村の猪之松を、林蔵に
臣事いたさせ下され」 「拙者が勝たば赤尾の林蔵を、高萩の猪之松に従わせ、猪之松を....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
あらず、足利殿のために働いたものであると、口にも出して、千寿王一辺倒にかたむいて
臣事しはじめるふうなのだ。 「これはちと急変すぎる。新田殿の嫉視のほども恐ろしい....