» 臥し

「臥し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

臥しの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
義血侠血」より 著者:泉鏡花
《すく》なくとも、海に山に五百年の怪物たるを看破したりけれども、見世物小屋に起き臥しせる乞食芸人の徒ならんとは、実に意表に出でたりしなり。とはいえども渠はさあら....
水害雑録」より 著者:伊藤左千夫
れ知らず時間を費やした。来て見れば乳牛の近くに若者たちもいず、わが乳牛は多くは安臥して食み返しをやっておった。 何事をするも明日の事、今夜はこれでと思いながら....
吉原新話」より 著者:泉鏡花
うの縁側へ摺出して、欄干に臂を懸けて、夜風に当っているのなどは、まだ確な分で。突臥したんだの、俯向いたんだの、壁で頭を冷してるのもあれば、煙管で額へ突支棒をして....
紅玉」より 著者:泉鏡花
たその骨の肉汁の旨さはよ。(身震いする。) 一の烏 (聞く半ばより、じろじろと酔臥したる画工を見ており)おふた、お二どの。 二の烏 あい。 三の烏 あい、と吐す....
草迷宮」より 著者:泉鏡花
「――(この上誰か、この手毬の持主に逢えるとなれば、爺さん、私は本望だ、野山に起臥して旅をするのもそのためだ。) と、話さっしゃるでの。村を賞められたが憎くね....
湯女の魂」より 著者:泉鏡花
所在無さ、やがて横になって衾を肩に掛けましたが、お雪を見れば小さやかにふっかりと臥して、女雛を綿に包んだようでありまする。もとより内気な女の、先方から声を懸けよ....
沼夫人」より 著者:泉鏡花
腕が白く、扱帯の紅が透いた時、わっと小児が泣いたので、 「おお。」 と云って添臥したが、二人も黙る内、すやすやとまた寝入った。 「ねえ、貴郎、そうして、小松原....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
したもので、そして普通は裸体でございます。それが肉体の真上の空中に、同じ姿勢で横臥している光景は、決してあまり見よいものではございませぬ。その頃の私は、もう幾度....
真夏の夢」より 著者:有島武郎
矢車草の花の中でした。むすめは手をのばしてそれを摘み取りました。 花は起きたり臥したりしてさざなみのように舷に音をたてました。しばらくすると二人はまた白い霧に....
良夜」より 著者:饗庭篁村
ず其所で竊みに逢うものなり」とありたれば、今宵こそ大事なれとその胴巻を締めたまま臥しながらもなお幾度か目さむる度に探りたり。 翌朝騒がしくまた慌ただしく催され....
取舵」より 著者:泉鏡花
苦悶を重ねて、人心地を覚えざるもありき。 睡りたるか、覚めたるか、身動きもせで臥したりし盲人はやにわに起上りて、 「はてな、はてな。」と首を傾けつつ、物を索む....
誓之巻」より 著者:泉鏡花
に、蜜柑と熟したる葡萄と装りたり。枕をば高くしつ。病める人は頭埋めて、小やかにぞ臥したりける。 思いしよりなお瘠せたり。頬のあたり太く細りぬ。真白うて玉なす顔....
三枚続」より 著者:泉鏡花
就寝てなり、姐さんは優しいから、いたわってくれた焼酎を塗って、上口の火鉢の傍へ突臥して寝たが、さあ、難儀。 あくる日帰って来た紋三郎には口惜くっても喧嘩のこと....
活人形」より 著者:泉鏡花
遁げると見せかけ八蔵は遠くも走らず取って返し、裏手へ廻って墓所に入り、下枝が臥したる部室の前に、忍んで様子を窺えり。 横須賀の探偵に早替りせる銀平は、亭主....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
の如くでなく、且つ中年の中耳炎は根本的に健康を破壊し、殊に満州事変当時は大半、横臥して執務した有様であった。 かような関係で族順では遂に予定の計画を果し得なか....