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臨幸
「臨幸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
臨幸の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鵞鳥」より 著者:幸田露伴
話で、今日学校で主人が校長から命ぜられた、それは一週間ばかり後に天子様が学校へご
臨幸下さる、その折に主人が御前で製作をしてご覧に入れるよう、そしてその製品を直に....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
や新聞記者が数多並んで、これも籐椅子に腰をかけていた、陛下にも開会式と閉会式とに
臨幸があって勅語を賜わった外に、一回会議を聴聞あらせらるるために
臨幸があって、一....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
との関係は審かでない。また天武天皇の十二年に、王女の病|篤かった時天武天皇御自ら
臨幸あった程であるから、その以前からも重んぜられていたことが分かる。そこでこの歌....
「イプセン百年祭講演」より 著者:久保栄
の朝野の名士が参列して、盛んな献花式を催し、夜に入ってはビョルンソン会館に国王の
臨幸を仰いで華やかな記念祭が執行されます。 国内の模様はまず以上のような輪郭で....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
。だが、司令官には誰がなるか? 二月の初め、エセックスは病臥した。女王は彼の邸に
臨幸された。そして、それほどにも深い君寵を示されて、病気も癒ったと見るまもなくす....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
のであったといわれた。 時まだ非常の中なればとて 路次の行粧 行列の儀式 前々の
臨幸と事替つて 百司の守衛 すべて厳重を極めたり つまりは、朝儀にしてまた軍国....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
宗らが、五百余人の堂衆を後えにつれて、大床の下に来て伏し、 「まずは三千の衆徒、
臨幸を厭んじたてまつるなどの者は、一人もあるまじきにて候う。一山同心、ふた心はあ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
御返書をさしあげてある―― 勅書、ならびに貴札、謹んで拝見いたしました。吉野へ
臨幸のよし、社稷の大慶、顕家もほっといたしたことでございます。 つきましては、....