臨時列車[語句情報] »
臨時列車
「臨時列車〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
臨時列車の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「少女地獄」より 著者:夢野久作
いいような気持になっていたせいでしょう。 その列車は熊本とか鹿児島とかから出た
臨時列車で、満州に行く団体の人を一パイに乗せていたんですって。ちょうど博多発、上....
「安重根」より 著者:谷譲次
す! はっきりわかりました。この先の蔡家溝です。あすこだけ複線になっているので、
臨時列車なんか三十分以上停車するかもしれないと言うんです! 安重根 (きびきびし....
「臨時急行列車の紛失」より 著者:新青年編輯局
には、しかし、ただ一つの択ぶべき方法がある。カラタール氏の乗車賃を分担して、その
臨時列車の空いた室を譲ってもらうことである――カラタール氏さえ承諾してくれるなら....
「火の扉」より 著者:岸田国士
と、彼女は、自分の腕時計をみて言つた。 「じや、わしは、とにかく今夜の大阪行
臨時列車へ乗ることにしますから……。まあ、お元気で……」 軽く会釈をしてもう行....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
た紺足袋の真鍮の小ハゼが目に沁んで仕方がなかった。 駅へ行って見ると、豊原行の
臨時列車はまだ仕立中であった。 朝早く大泊から東海岸の栄浜まで直行して、またこ....