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臨時工
「臨時工〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
臨時工の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「党生活者」より 著者:小林多喜二
。――「倉田工業」は二百人ばかりの金属工場だったが、戦争が始まってから六百人もの
臨時工を募集した。私や須山や伊藤(女の同志)などはその時|他人《ひと》の履歴書を....
「お菜のない弁当」より 著者:本庄陸男
「……とんでもないことになったもんだ」と野田は背の高い岩佐に聞えるように呟いた。
臨時工達は食事を取る設備をもっていない。彼等は今度の戦争がはじまる前頃から傭われ....
「新しい婦人の職場と任務」より 著者:宮本百合子
門学校出の若い婦人を新たに機械工業のための製図師として再教育している実例もある。
臨時工として種々の官営、民営工場に雇われ、工業部門に参加するようになって来た女の....
「労働者農民の国家とブルジョア地主の国家」より 著者:宮本百合子
業等の労働強化で、不衛生極まる施設の中で、身体はどんどん悪くなって行くばかりだ。
臨時工は、本工よりも極めて悪い条件でいれられて、失業の憂目を目の前にぶらさげて、....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
業労働者に較べて見たら彼等は何と贅沢な社会条件におかれている事だろう。否、本工と
臨時工との差だって実質的には大したものなのだ。失業者だってカード登録者と純然たる....