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「自乗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

自乗の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命論者」より 著者:国木田独歩
』ですよ。『惑』は悲《かなしみ》を苦《くるしみ》に変ます。苦悩《くるしみ》を更に自乗させます。自殺は決心です。始終|惑《まどい》のために苦んで居る者に、如何《ど....
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
田邸へ忍び込む。 例によってとは今更《いまさら》解釈する必要もない。しばしばを自乗《じじょう》したほどの度合を示す語《ことば》である。一度やった事は二度やりた....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
することになる。しかしこの力は正しくニュートンの導いた通り太陽から遊星への距離の自乗に反比することいわゆる重力であるべきであって、すなわち、スウェデンボルクの所....
白金神経の少女」より 著者:蘭郁二郎
たりしながら、 「おお、よく来たね、さあもっと二人ともそばに寄って寄って、距離の自乗に逆比例するからね、うん、そうそう手を握って、よし、それが一番いい状態なんじ....
映画の世界像」より 著者:寺田寅彦
度であるがこれは時間に逆比例する。運動量も同様である。しかし加速度となると時間の自乗に逆比例するから時間のほうが二倍に延びれば加速度は四分の一になる。それで、た....
ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
いる距離が、近ければ近いほど、重力は大きいのです。もっとくわしくいうと、『距離の自乗《じじょう》』に反比例《はんぴれい》するのです」 「そうです、そうです。東助....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
、本艇の速力はぐんぐんあがり、地球からの距離は急速に大きくなっていく。その距離の自乗に反比例して、重力は小さくなっていくのだ。その上に、月世界が近くなって、その....
方則について」より 著者:寺田寅彦
総和は丁度前に出した収斂級数で表わされ従って有限なものになる。もしも重力が距離の自乗に反比例せずして距離自身に比例するのであったら結果は収斂しないのである。 ....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
エネルギーに忽然《こつぜん》として変わるんだ」 「そうだ。物質の質量に光の速度の自乗を乗じた積が、その質量のエネルギーなんだ」 「光の速度が約三百億毎秒センチだ....