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自力更生
「自力更生〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
自力更生の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「今にわれらも」より 著者:宮本百合子
一つかたまって減税の運動をやろうでないかという気運が出て来ているそうである。 「
自力更生か! フフン」と年よりでも外方を向く気分だ。そういうようなことが書いてあ....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
、自治主義は専ら農村自治に帰着するわけだ。最近の内閣の農村政策から云えば、農村は
自力更生すべきであろう。
だが一つ注意しておかなくてはならぬ点がある。この農本....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
筆者とに期待しているらしく見える。之は云わば言論報道(ジャーナリズム)の上での「
自力更生」のようなものでもある。 言論自粛に最もいそしんでいるのは日本の大新聞....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
るもので、後藤農相の中心人物振りは寧ろ当然であるのだが、現内閣の持論である農村の
自力更生主義の上に立って、後藤農相の内政会議は農村精神作興案なるものを採用したの....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
は、農民の貧窮を農村精神の作興によって置きかえようということに存する。無論農村が
自力更生出来ない限り農村精神も作興される筈はないが、併し之は農民以外の当局から農....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
さを感激したわけでもなく、飛ぶには飛ぶべき理由あって飛んだには相違ないが、あえて
自力更生の力で飛んだわけではない。実はその持主が烈しくそれを投げ出したものだから....
「自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
識から」ということを、常に私はモットーといたしているものでございます。先年来、「
自力更生」という考えが奨励され普及されて参っております。まことに結構のことには違....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
ところなどは、なかなか利口なやり方だと感心しました。 最近、日本の田舎の村々が
自力更生、自給自足を叫んで盛んに組合制度を利用されるのは、やはり不自然な文化の弊....