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「自国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

自国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「性急な思想」より 著者:石川啄木
忘れて、破壊の為に破壊している事があるものである。戦争をしている国民が、より多く自国の国力に適合する平和の為という目的を没却して、戦争その物に熱中する態度も、そ....
「ある宇宙塵の秘密」より 著者:海野十三
スされた全世界は震駭した。各国の優秀なる新聞記者は、いずれも言いあわせたように、自国のテレビジョン学者をともなって、旅客機をかってはせつけた。それは一時間でも早....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
潜水艦だ」 「えっ、それは、たいへん」 隊員は、急ぎ中へ入ってみたが、たしかに自国の潜水艦だった。しかもアカグマ国へ進発した大艦隊の中の一隻だった。中を調べて....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
うつされ、ぶじ横浜に上陸することができた。 ターネフとニーナは、いつの間にか、自国の汽船にすくいあげられ、これもぶじに、横浜上陸となった。 帆村探偵は、どう....
「地軸作戦」より 著者:海野十三
、わたくしが案内して、博士のところへ連れていってやったのである。この特使閣下は、自国宰相の面影に生きうつしで、影武者に最適なりとの評判高き御仁で、そのままの御面....
「火星兵団」より 著者:海野十三
ちろん地球の隅々にまでも達した。 その国際放送は、すぐさま録音せられ、そうして自国の言葉に訳され、時をうつさず再放送されたのであった。 新聞社は、驚くべき手....
「東京要塞」より 著者:海野十三
いう筋合のものではないのかね」 「ええ、それは――」 「もしそうだとすると、君は自国の機密建物を調べていることになって、大損をするよ」 「そうです。貴官の仰有る....
「空襲警報」より 著者:海野十三
国境を越えて時速三百キロの速力で日本へやって来て爆弾を撒きちらした上、ゆうゆうと自国へ帰ってゆくことが出来る。実に凄いやつだ。そんな物凄いやつを遠いところから、....
「戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
しかし、そんなことがいまさら何の弁明になろう。戦争が始まつてからのちの私は、ただ自国の勝つこと以外は何も望まなかつた。そのためには何事でもしたいと思つた。国が敗....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
たるものと見るべからず。すなわち彼等の目的は時機に投じて恩威並び施し、飽くまでも自国の利益を張らんとしたるその中には、公使始めこれに附随する一類の輩にも種々の人....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
ろが支那ではそういうものがなくなっている。支那はああいう打ちつづく革命のために、自国の貴重な絵画を散じほうむってしまったのであるが、彼の国のために惜しんでもあま....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
東露に若干たりとも日本の商業を拡げる事が出来たのは全く醜業婦のお庇である。露国は自国の商工業を保護するために外国貨物に重税を課し、例えば日本の燐寸の如き一本イク....
「欧米各国　政教日記」より 著者:井上円了
に見るところあり。近日ようやく政教の論穏やかならざるを見て、遠く西洋諸国の、その自国の宗教を保護するの本意、いずれのところにあるやを知らんと欲し、今度の周遊を企....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
めることのできる青山はあるのだ）の気慨あるを要す。いやしくもこの気慨あるものは、自国を遊園とし、海外を工場とし、よろしく遠く天涯万里に向かって雄飛活躍せざるべか....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
たと伝えられる。真に二国が衷心一致してドイツの進攻に抗する熱意があったならば独、自国境の築城は必ず完成されているべきであったし、今後の作戦についても更に緊密な協....