自在竹[語句情報] »
自在竹
「自在竹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
自在竹の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
(鯉跳ねる)わい! 銀の鱗だ。ずずんと重い。四貫目あるべい。村長様が、大囲炉裡の
自在竹に掛った滝登りより、えッと大え。こりゃ己がで食おうより、村会議員の髯どのに....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
年代を経ているから、磨けば黒光りに光るいぶしを包んだ煤《すす》が、つづらのように
自在竹《じざいだけ》の太いのにからみついて落ちようとしている。 そこで、弁信は....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
徳も――茶のみ茶碗も、茶托も――すべて眼に触るるものがみんな新しい。ただ古いのは
自在竹の煤《すす》のついたのと、新鍋《あらなべ》の占拠によって一時差控えを命ぜら....