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自大
「自大〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
自大の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
刑されたる者なり。自分の社へ他の諸社を合祀せしめて、その復旧を防がんと念を入れて
自大字の壮丁を傭い、他大字の合祀趾の諸社殿を破壊せしめしに、到る処他大字の壮漢に....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
勢力もなかなかえらいよ」
「へえ、今でも巣鴨にいるのかい」
「いるだんじゃない。
自大狂《じだいきょう》で大気焔《だいきえん》を吐いている。近頃は立町老梅なんて名....
「政治と作家の現実」より 著者:宮本百合子
はしなくても、「中国文芸の方向」のなかで警告されているとおり、作家がこれによって
自大主義に毒されやすい。文学上のボスになりやすい。 ゾシチェンコやアフマートヴ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ても、或いは家茂《いえもち》がと呼び、慶喜《よしのぶ》がと呼んでいる。それが夜郎
自大《やろうじだい》でするような、衒気《てらいげ》にも、高慢にも響かないで、いか....
「百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
として、おれは斯ういう世間に通った名前も、呼び捨てに出来るのだという、卑しい夜郎
自大の見えから、そう呼ばなくてもいい場合に、閑山閑山と云っては鼻にかけるというわ....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
あったチャンドラが、なにを考えていたか想像に難くない。 狂信的なラマ教徒の独尊
自大はともかく、日清戦争以来、清国人にとって日本人は不快な人種になり、西蔵の清国....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
といい課長といい属官というは職員録の紙の上の空名であって、堂々たる公衙はあたかも
自大相下らざる書生放談の下宿屋の如く、局長閣下の左右一人として吏臭あるものはなく....