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自家薬籠中の物
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
椿岳の画はかくの如く淵原があって、椿年門とはいえ好む処のものを広く究めて尽く
自家薬籠中の物とし、流派の因襲に少しも縛られないで覚猷も蕪村も大雅も応挙も椿年も....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
一端を散所の人力と経済力にも結んでおくため、夙に、散所ノ太夫父子をも手なずけて、
自家薬籠中の物としようと計っていたわけだった。 散所者は、気が荒い。 これは....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
てないような機密まで彼の口からはまま聞かされる。かたがた、何かのばあいのためにも
自家薬籠中の物にしておかねばならぬ人間と、思うのだった。 「ひとくちに、婆娑羅婆....