自己愛[語句情報] »
自己愛
「自己愛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
自己愛の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「さようなら」より 著者:田中英光
エのぼくに対する爆発的献身的な愛情の裏側には、汚された女としての彼女の病的に強い
自己愛が潜んでいるのもみせつけられて遣切れない気持にもなる。社会の批判、子供たち....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
ざるものあり。その他、人類生活の日常到るところの起臥談笑の間に於ても、本来自然の
自己愛着心と不即不離の関係を保ちつつ、知不知、不言不語の裡にこの種の変態心理が流....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
的な本質であった批判の精神をすてていたことは、どんな声も無駄にする欠陥であった。
自己愛護から批判精神を肯定克服出来なかったことは、日本の現代文学が、その後ひきつ....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
それはそれとして、神経病の一種にナルシス症状というのがある。自惚れが病的に昂じて
自己愛の顕示が極端になると、他人の注意をひくために、裸でおもてへ飛びだすというあ....