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自己疎外
「自己疎外〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
自己疎外の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
見出せないから、例えばフィヒテの Anstoss とか、ヘーゲルに於けるイデーの
自己疎外とかいう、困難な関係が出て来るわけで、こうしたものは結局精巧に工夫されて....
「認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
論哲学が、観念的にゴマ化して来た論点なのである(フィヒテの「障碍」、ヘーゲルの「
自己疎外」など)。 処で模写説を仮に、その何等かの歴史的形態から剥脱させて(実....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
を認められることになる。ヘーゲル風に云い表わせば、ここまで来て俗物は、それ自身の
自己疎外に気づかなければならなくなるのである。 文学の世界に就いて云えば、まず....
「マルクス主義と唯物論」より 著者:三木清
に言えば、人間は人間みずからの作ったものによって支配される。ここにおいて「人間の
自己疎外」(die menschliche Selbstentfremdung)....
「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」より 著者:戸坂潤
科学の研究こそ、彼の「真の歴史的人間の情意、信念を満足せしめる」筈である。彼は「
自己疎外」する処ではなく、却って熱中をこそするであろう。併し自然科学者のこの全生....