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「自序〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

自序の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
罵 拍案拍掌 愉絶壮絶 溜飲の薬にもなる (一冊定価金タッタ十銭) 著者自序 本書の著者は彼是と多忙の身であるが、現在の円本流行を黙過すべからざる害毒問....
李陵」より 著者:中島敦
《ほうぎょ》に近いころであった。 列伝《れつでん》第七十|太史公《たいしこう》自序の最後の筆を擱《お》いたとき、司馬遷は几《き》に凭《よ》ったまま惘然《ぼうぜ....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
る小冊子である。 『呂后千夫』は抽斎の作った小説である。庚寅の元旦に書いたという自序があったそうであるから、その前年に成ったもので、即ち文政十二年二十五歳の時の....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
文史的に見るも意義なしとせぬと思う。 昭和十年一月 三上於菟吉《みかみおときち》自序 ここにまとめた『日本橋』は、『女人芸術』に載せた分だけで、その書きはじめ....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
。 少年のような愛国心! 日光・群集・筋肉・国旗。 おらんだ国巡遊手引き自序として、和蘭に関する必要な知識を、まず二、三左に列挙しよう。 ハランド――....
妾の半生涯」より 著者:福田英子
はしがき 昔はベンジャミン・フランクリン、自序伝をものして、その子孫の戒《いまし》めとなせり。操行に高潔にして、業務に勤勉....
虫喰い算大会」より 著者:海野十三
自序 本書の中に、「“虫喰い算”大会」の会場が、第一会場から始まって第三十会場....
皇海山紀行」より 著者:木暮理太郎
山也気乃曾里縁魔乃土也以。 砺砥沢 在。 座句沢 在。 安永三年八月十九日の自序ある毛呂義郷の『上野国志』には、利根郡の山川の部に、 さく山。なでこや山の南....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
争武器であった。私は数年前「わが言論闘争録」という演説集を本にして出したが、その自序の中で「演説の数と地方遊説の多いことは現代政治家中第一」とあえて広言した。私....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
て来て、私に見せてくれたものである。 題簽は十兵衛の自筆でないが、最初の一枚の自序を見ると、 慶安二年丑己七月朔日 菅原三厳 むさし野に 折りべい花は ....
失うた帳面を記憶力で書き復した人」より 著者:南方熊楠
れた藤井紋太夫にも、同上の逸話あるを何かで読んだが、その書名を忘れた。天保八年の自序ある日尾荊山の『燕居雑話』一に、その幼時親交した老人の話に聞いたとて、むかし....
ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
自序 長崎の野に廃人の身を横たえてから二年余り、知る人知らぬお方のお祈りと励ま....