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「自意識過剰〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

自意識過剰の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
純粋小説論」より 著者:横光利一
意味をなさぬと思う。その理由は、前にも述べた現代的特長であるところの、智識階級の自意識過剰の問題が横っているからであるが、いったい、浪曼主義と云い、能動主義を云....
「紋章」の「私」」より 著者:豊島与志雄
の氾濫に、適度の処理を失いがちであって、その内面の複雑さに圧倒されつづけている。自意識過剰の実行力ない男である。之に対照させられてる雁金八郎は恐らく、作者には心....
ダス・ゲマイネ」より 著者:太宰治
に脱いでみてもいよいよ変だという場合、ひとはどこで位置の定着を得るかというような自意識過剰の統一の問題などに対しても、この小説は碁盤のうえに置かれた碁石のような....
俳優倫理」より 著者:岸田国士
を出す。ぐっと手綱を引締められているからです。ああいう状態に人間の心があるのが、自意識過剰の状態です。 この自意識過剰の状態が、ある場合には羞みとなり、また、....