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自慢顔
「自慢顔〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
自慢顔の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
」 「ほほう、なるほどな。そうか、二三春がそちの妹か。たしか、二三春といや、のど
自慢顔自慢の東節《あずまぶし》語りと聞いているが、それにしちゃ兄貴のおめえさんは....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
から、眉間の三日月傷でその顔を見知り越しの駕籠人足共が、わが駕籠に乗せているのを
自慢顔に、しきりと景気よく怒鳴りながら走ったからとて不思議のないことでした。 「....
「旅愁」より 著者:横光利一
務大臣も一緒にやられました。」
この案内人はこのため近来の大衝撃を受けたらしい
自慢顔でそう云ったが、一行のものには何の響きもないらしい様子に失望して、馬鹿馬鹿....
「青鬼の褌を洗う女」より 著者:坂口安吾
んを口説いてこれも拒絶された。私は黙っていたので、登美子さんは自分だけだと思って
自慢顔に打開けたが、私は三木の薄ッペラなのが阿呆らしくなっていた折だから、その後....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
京豆 台所といえば黒くくすぶりてむさ苦しきように聞ゆれどもこの家の台所は妻君が
自慢顔に客を連れ込むほどありて平生《へいぜい》の綺麗好《きれいず》きさこそと思わ....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
という事が参りません。食物なぞの事をかれこれいうのは男子の本領でないとさもそれを
自慢顔に唱える人もあるようですが随分不心得千万な事で、老年になった両親が病気で営....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
の贅沢《ぜいたく》もしない、ただ読書の材料と時間を与えてくれればそれで満足すると
自慢顔に話したものです。外の人たちもそれに同意したり賛成したりしてさも高尚らしい....
「ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
力がありましょうか？……」 「口を開けば戦災者だと叫ぶ、原子爆弾にやられたんだと
自慢顔に言う。──けんかに負けたことが何の自慢になります？ 彼も人間我も同じ人間....