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自撰
「自撰〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
自撰の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
しめたは不都合ながら、自分の大願を満たすため顧みなんだと論じ居る。また古インドに
自撰《スワヤムヴヤラ》とて多くの貴公子を集め饗応した後王女をしてその間を歩かせ、....
「思い出す事など」より 著者:夏目漱石
裸連の何人《なんびと》なるかを覚《さと》り得た。裸連とは余の隣座敷にいる泊り客の
自撰にかかる異名《いみょう》である。昨日《きのう》の午《ひる》襖越《ふすまごし》....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
徳川家定公」と書してあるが、この年月日は家定が薨じてから四月の後である。その枳園
自撰の文なるを思えば、頗る怪むべきである。枳園が謁したはずの家茂は十三歳の少年で....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
冠したわけである。治承二年俊成六十五歳のとき、仁和寺宮|守覚法親王の仰せによって
自撰したもので今普通に流布している六家集本というのは、後の人が、献上以後の歌を書....