自決[語句情報] »
自決
「自決〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
自決の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
石根 大将 小磯 国昭 大将 真崎 甚三郎 大将 本庄 繁 大将(
自決) 松岡 洋右 氏 白鳥 敏夫 氏 鹿子木 員信 氏 久原 房之....
「賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
佐和山に、盛政(年三十)は六条河原に、各々斬られた。信孝(年二十六)も木曾川畔に
自決して居る。清洲会議の外交戦に勝った秀吉は茲に全く実力の上で、天下を取ったわけ....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
城お直裁を仰ぐとは元より口実、裏には恐るべき智恵箱の用意があるに違いない。第一、
自決を迫ったことからしてが、正邪黒白をうやむやにして、闇から闇へ葬り去ろうとした....
「新釈諸国噺」より 著者:太宰治
、城中に於いては重役打寄り評議の結果、百右衛門こそ世にめずらしき悪人、武蔵すでに
自決の上は、この私闘おかまいなしと定め、殿もそのまま許認し、女ふたりは、天晴れ父....
「惜別」より 著者:太宰治
。支那の革命思想に就いては、私も深くは知らないが、あの三民主義というのも、民族の
自決、いや、民族の自発、とでもいうようなところに根柢を置いているのではないかと思....
「地球要塞」より 著者:海野十三
と、敵艦に収容されるのか!) いや、断じて、そんなことはいやだ。ではどうする。
自決するか、それとも……。 そのときである。一つ、思いだしたことがあった。それ....
「中庸」より 著者:坂口安吾
に進級しての予備役ならば慰めるところもあったのだが、余は茫然自失、あまりの恥辱に
自決を考えたこともあった。 その後、心をとり直して海軍水路部というところに一介....
「人生における離合について」より 著者:倉田百三
戦死した夫の遺書には、 「再婚せんと欲すれば再婚も可なり。此の世に希望なくば潔く
自決すべし」 と書いてあった。そして未亡人は死を選んだのであった。私は「此の世に....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
ぼりつづけているようだ。そして静かに口をひらいた。 「犯人は云うまでもなく火中に
自決した駒守その人。ほかに罪ある者はおらぬ。人デンカンとは世をあざむく計略。風守....
「血液型殺人事件」より 著者:甲賀三郎
でした。それに、あなたが気づいたらしい事が、大へん恐ろしかったのです。私はやはり
自決することにしました。薄命な妻は私の話を聞いて、一緒に死にたいといいました。私....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
一二の下士官をのぞき、二十九日の午後それぞれ原隊に復帰し、首謀者将校のうち数名は
自決、その他は検束されて、ともかくも事件はいちおう終わったのである。 事変中、....
「火の扉」より 著者:岸田国士
ころで、いつのまにか消えているということになるだろう。なにも井出一徳のあつぱれな
自決ぶりを人にみせる必要もない」 康子は、その封書のうえへ、ぼんやり視線をおと....
「光は影を」より 著者:岸田国士
られんのだ。第一、今まで、おめおめ生きているという法はないんだ。実際、ひと思いに
自決するぐらいのことは、なんでもない。しかし、それも恥の上塗りだと思うと、つい、....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
とになったのである。そして愛国銀行の破綻は自ら北九州鉱業会社株の暴落となり、彼の
自決せねばならぬ秋が来たのであった。 坑内の設備がどんなになっていようが、ガス....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
べずとも、諸君も御同感の事と存じます。御承知の如く、欧州大戦の結果と致して、民族
自決とか、人種差別撤廃とか申す事は、全世界の問題となっております。過激思想の波及....