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自治制
「自治制〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
自治制の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
まに自由ならず。よって今度は一町村一社の制を厳行して、なるたけ多くの神社を潰すを
自治制の美事となし、社格の如何《いかん》を問わず、また大小と由緒、履歴を問わず、....
「街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
でつかう砂利や石炭や鉄カンを喰うと、文化のにおいがして素敵にうれしい。そのうえに
自治制の本当のうま味がわかって、あした懲役に遣られることがわかっていても、やめる....
「雪たたき」より 著者:幸田露伴
中心として結束して自己等の生活を安固幸福にするのを悦んだためであるか、何時となく
自治制度様のものが成立つに至って、市内の豪家鉅商の幾人かの一団に市政を頼むように....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
ていた。少年組は三カ年後は青年組の寄宿舎に入ることになっている。青年組はほとんど
自治制に近いもので、生活ものんきなのに、どうしても、三松氏を離れて青年組に移ろう....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
る非人法師の仲間には、それぞれ長たるものが出来てこれを統轄し、自然と不文律による
自治制が行われていた。その長たる非人を長吏法師と云い、その下に属する平非人を小法....