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自派
「自派〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
自派の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
教かの功多きによるという。
篠塚力寿が京から再び名古屋へ帰って来る。留守の間に
自派の振わざるを見、阪東派の盛んなのを見て、いかなる感慨を懐《いだ》いたか、それ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
岸兎角はみとりに倦《あ》き、悪疾《あくしつ》の師一羽を捨て武州に出で芸師となり、
自派を称して微塵《みじん》流とあらため世に行われた。
ところが。
あとに残っ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
女たちは前から年金を喜んで受けていたのである。それは実におかしな混合体で、各自に
自派の規則を守っていた。時とすると寄宿舎の生徒らは、大休みとして、彼女らを訪問す....
「瘤」より 著者:犬田卯
びりちびり……である。 六 さて、翌くる日、割合に早くやって来た瘤は
自派の村議と村長室で何かひそひそやっていたが、やがて、「今日は会議室でやっぺ、み....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
ますから一宗を建立するということはよほどむずかしい。後のものは宗祖の判教に依って
自派の学的系統を相承せねば信仰の目標も成り立たない。この判教ということが学問組織....
「法然行伝」より 著者:中里介山
信 自阿 願西 それから又別に座主に向っても起請文を認めている。皆丁寧に
自派の宗徒の放逸を戒め、反省をうながしたもので、如何にも神妙なあやまり証文になっ....
「山の人生」より 著者:柳田国男
方式にも教理にも修験道の香気が強かったが、あの時代の学者たちは一種の習合をもって
自派の神道の闡明にこれを利用した。それでも不用意なる少年の語の中には、あまりなる....